「四十肩」「五十肩」について
2018.10.19|ブログ
こんにちわ。
ゆう鍼灸整骨院 新福院の利根です。
本日は『四十肩』『五十肩』について書きたいと思います。
『四十肩』『五十肩』は名称で、
病院などで診断名がつくとなると正式には
「肩関節周囲炎」といいます。
明確な原因は不明ですが、肩関節にある筋肉や軟部組織に炎症が起き、
痛みで動かしにくくなったり、動かせなくなったり、
さらにそのままにしていると肩関節を包む関節包が固くなり、
自力で動かすことが困難になってきます。
40歳代、50歳代に多く見られるため、『四十肩』『五十肩』と言われています。
症状の経過としては、『痙縮期(けいしゅくき)』『拘縮期』『回復期』の3段階に分けられます。
『痙縮期』
初期の炎症が強く起きている段階ですので、
自身で動かすのは困難であり、就寝時にも痛みが伴う(夜間痛)。
この時期に無理に動かしてしまうと、痛みが増してしまう恐れがあります。
炎症を抑える治療が主になります。
『拘縮期』
炎症が持続して慢性化し、肩関節を包む関節包が固くなり、
肩の動きが制限されるため、個人差もありますが、
痛みが出ていた時より動かしにくくなる方も多いです。
しかし、夜間痛の軽減が見られてくるので、ゆっくり寝れるように!
この時期に、治療として徐々に肩を動かせる範囲で動かしていきます。
『回復期』
痛み、可動域が共に改善していく時期です。
この時期のリハビリが特に重要で、制限された可動域を取り戻していく必要があります!!
可動域が元通り近くまで回復する期間は個人差があり、
半年で戻る方もいれば、年単位で掛かる方もいます。
どの状態の時に肩を動かしていって良いのか、
知る事が大切です。
根気よく治療を継続していく事が大切ですよ♪