「ぎっくり腰」について
2018.10.22|ブログ
こんにちは。
ゆう鍼灸整骨院 新福院の利根です。
本日は最近患者様の中でも多い、
ぎっくり腰について紹介させていただきます。
「ぎっくり腰とは?」
正式には「急性腰痛」と言います。
読んで字の如く急激に発症した腰痛を指し、海外ではその激しい痛みから
「魔女の一撃」とも呼ばれます。
多くは一週間~二週間程度で自然に回復していきますが、
時間経過によって改善が見られない、または下半身に痛みやしびれと
言った症状が出現した場合などは
椎間板ヘルニアなどの病気が隠れていることがありますので要注意です。
ぎっくり腰の原因ははっきりしておらず、様々な状況で発症します。
したがって有効な予防法も一概には言えませんが、日頃から動き方や姿勢に気を付けたり、
十分な筋力や柔軟性を保つことが重要だと言われています。
例えば、床の物を拾う際には、膝を曲げて腰を落として拾う。
持ち挙げた重い物に負けて背中が曲がってしまわないよう、腹筋や背筋を十分に鍛える。
股関節を柔らかくし、腰の負担を分散させる、などです。
よく「ぎっくり腰何回もしているんです」「この寒い時期になると痛くなるんです」
と言われる方が多いです。
ぎっくり腰から腰痛・坐骨神経痛が残ってしまい治らないのはいくつか考えられる理由が!
そんな理由を一つ一つお伝えしていきます。
1:筋肉が緊張したままになっている
ぎっくり腰から時間が経過しても症状が治らない理由の一つに
筋肉が固まったままという理由があげられます。
負傷した際に筋繊維が切れて固まったままになっていたり、
もしくは筋肉がひっかかってロックしてしまうかのように固まってしまいます。
実はこのどちらかの状態で放置したまま症状が改善されなくて悩んでいる人が多くみられます。
損傷したとことでは筋肉の損傷箇所は団子状にくっついてしまい
滑らかな筋繊維に回復できないので、適切な治療を行なうことで
筋肉を損傷前の状態にできるだけ近づける必要があります。
そうすることで元の筋肉の状態に戻りぎっくり腰の再発の心配も大きく減らす事ができます。
ぎっくり腰後に長期間痛みが改善されない場合は、
まずは筋肉が硬くなりすぎていないか、身体の柔軟性が落ちていないか意識してみましょう。
2:骨格の歪みが残っている
ぎっくり腰の後は筋肉が固まってしまい収縮したままになって残ってしまいます。
そうなることで筋肉は骨から骨に付着するため収縮した筋肉が
骨同士を引っ張ってしまうため歪みをつくってしまいます。
筋肉の緊張が残る=骨格の歪みも残りやすくなるという状態になり、
結果としてぎっくり腰のあとは筋緊張と共に骨格の歪みが残ってしまいます。
この骨格の歪みがあると
更に筋肉が硬くなり収縮→骨格に歪みが生じる→また筋肉が硬くなる
という悪循環に陥ってしまいます。
そのためにも骨格の歪みを改善させて筋緊張を緩和させる必要があります。
3:痛めた箇所に負担をかけ続けている
ぎっくり腰のあとに無理をして仕事をしたり運動をしていると、
負傷箇所に負担をかけ続けることになってしまい症状が改善さにくいです。
特にぎっくり腰を起こした動作を繰り返し行ってしまうことで
再度ぎっくり腰を起こす原因になってしまうことも多々あります。
ほとんどの場合、痛めた動作やタイミングなどを覚えていないため
無意識のうちに身体に負担をかける動作をしてしまっている場面が多く
なかなか治っていきません。この負傷した箇所に負担をかける動作が
何かを明確にして避けるように生活する必要があります。
次回はそんな「ぎっくり腰」になったとき、
腰の負担を少なくする体制など
ご紹介させていただきます。