パソコンと肩こり
2018.10.19|ブログ
こんにちわ。
ゆう鍼灸整骨院 新福院の利根です。
本日は一度はしていて「肩こったな~」「疲れたな~」と
思ったことがあると思う、パソコンやスマホなどの長時間使用と肩こりについて
ご紹介したいと思います。
肩こりは、集中力を妨げ業務効率を下げるだけではなく、自律神経の機能を乱したりし、
さまざまな不調を引き起こす恐れがあります。
ここでは、パソコン業務における正しい姿勢を知り、
肩こりを予防・改善するための方法について説明します。
パソコン業務が肩こりにつながるのはなぜ?
①姿勢が悪くなりがちなため
アゴが前に出ている姿勢や猫背、両肩に力が入っている姿勢などの
不良姿勢では、首、肩など背骨周辺の筋肉を圧迫します。
すると血流が悪くなり、筋肉に十分な酸素が運ばれなくなることで、疲労物質が溜まり、
痛みを引き起こしやすくなります。
②目が疲れるため
パソコン画面を見続けると瞬きの回数が減少し、ドライアイ傾向に。
ドライアイが進行すると眼精疲労を起こしやすくなり、見ているものに対してピントが
合いにくくなることで筋肉が疲労し、肩こりを招くと言われています。
また、パソコンやスマートフォンの画面から出るブルーライトは、
目の筋肉を緊張させ、肩こりを引き起こす場合もあります。
③長時間同じ姿勢でいるため
同じ姿勢は、ごく軽い筋力トレーニングを長時間続けて行うのと同じくらい、筋肉にダメージが!
そのまま動かさずにいると、筋肉内に疲労物質が滞り、痛みを引き起こす可能性があります。
パソコン業務における正しい姿勢
それでは、パソコン作業時の正しい姿勢とは?
①ディスプレイとの距離
目とディスプレイは、40cm以上離します。ディスプレイを覗き込んだり、
ディスプレイに対してカラダを斜めに向けるのは避けましょう。
②高さ
椅子に座ったときに、足の裏全体が床に着くよう調整します。
足が床に着かない場合は、足台などを活用しましょう。
③ディスプレイの高さ
目線(水平視線)よりもやや下に来るようディスプレイの高さを調整します。
④背筋を伸ばす
パソコンを操作するときは、背筋を伸ばした姿勢をキープするようにします。
アゴは軽く引き、両肩が上がらないよう注意しましょう。
足を組んだり、片側一方に体重をかける姿勢は厳禁です。
⑤下腹部に力を入れる
正しい姿勢をキープするには、骨盤を立てて下腹部の深層筋(インナーマッスル)にしっかりと力を入れることが大切です。
おへそから5センチ下、背骨に向かって5センチの場所を意識すると良いと言われています。
肛門を締めるようなイメージで姿勢を保つと、正しい姿勢を取りやすくなります。
⑥肘は90度
椅子に座り、リラックスした姿勢でキーボードに両手を置いたときに、
ひじの角度が90度になるよう机や椅子の高さを調整します。
ひじ掛けやキーボード用クッションなどを活用するのも良いでしょう。
では、パソコン業務時の肩こりを引き起こさないためには、どんなことを実践したら良いのでしょうか?
①普段から筋トレをする
正しい姿勢をキープするのに欠かせない腹筋や背筋を鍛えましょう。
また、トレーニングと合わせ、筋肉の柔軟性を保つストレッチを行い、
肩こりを引き起こさないようにします。
②首や肩、目を温める
首や肩の筋肉・眼筋を温め血行を促進し、疲労物質を排出しやすい環境を整えます。
温めることによってつい力が入りがちな首や肩のリラクゼーションにも、
より良い効果をもたらす可能性があります。
眼筋の緊張がほぐれることで、視界がクリアになったり、
ピントが合わせやすくなったりする効果が期待できます。
③睡眠をきちんととる
睡眠は、1日の疲れを癒し、カラダの機能を整えるために欠かせないもの。
睡眠不足が続くと、全身の血流が滞り、肩こりを引き起こしやすくなるため、
毎晩きちんと睡眠をとることは肩こりの予防にもつながります。
長時間でなくても、パソコンの位置でコリが出やすかったりするので、
一度、パソコンの前に座る時には意識してみてください!